保険 – どれを買えばいい.com
保険はどれに入ればいいのかですが、最初に言いたいことは、そもそも基本的には民間の保険に入る必要はないということです。なぜなら日本には最強の保険、国民皆保険制度があるからです。
無職や自営業、専業主婦の方は国民年金、会社員の方は厚生年金を払っていると思いますが、これらが国の保険となっており、例えば障害者となり働けなくなった場合には、障害基礎年金、障害厚生年金などが一生涯に渡り貰えます。
民間の保険で一生涯に渡り保険金をもらえるものは、基本的に無いです。
さらに手術などで高額な手術料が必要になった場合も高額療養費制度という制度で経済的負担を軽減できます。高額療養費制度も国の制度です。
逆に言えば国民年金や厚生年金の未払いはしてはいけません。年金という名前がついているので、老後に貰える年金のためだけのお金と誤解している人がいますが、もし障害を負って働けなくなった場合でも、国民年金、厚生年金が未払いの場合は、障害基礎年金、障害厚生年金が貰えません。
もし国民年金、厚生年金を支払うお金が無いのであれば市役所で相談すれば年金支払いが免除される場合があります。免除された場合は、国民年金を払わなくても、障害を負った場合は障害年金がもらえます。
また「黙って未払いにしている」ことと「許可をもらって免除されている」は違った状態です。国民年金や厚生年金の支払いに困っている人は、必ず市役所に相談し「許可をもらって免除されている」状態にしてください。
さて、基本的には民間の保険に入る必要は無い、と言いましたが、ひとつだけ必ず入らなければならない保険があります。それが個人賠償責任保険です。
これは自分が病気やケガをした場合に備えるための保険ではありません。個人賠償責任保険とは、自分や自分の家族が誰かをケガさせた場合の賠償責任に備えるための保険です。
有名なのは自転車で人を引いて障碍者にしてしまい、数千万円の賠償金を請求された事件です。他にも、認知症の祖父が電車に引かれ、電車を運営する会社から、これも数千万円の賠償金を請求されたそうです。
これらの賠償責任に備える保険が個人賠償責任保険であり、高額の賠償金が請求された場合でも、この保険(個人賠償責任保険)でまかなうことが出来ます。
個人賠償責任保険は単独で入れることは少なく、何かの保険と抱き合わせで入れることが多いのですが、お勧めはJCBカードを持つことで入れるトッピング保険の日常生活賠償プラン(日常生活賠償プラン | JCB「トッピング保険」 | JCBのおすすめ保険)です。
JCBカードに加入するとトッピング保険という少額の保険料で好きな保険に入れる制度があるのですが、このトッピング保険で日常生活賠償プランに入ることで、月額210円という少額で、最高1億円の賠償責任補償をしてくれます。ちなみに私も入っています。JCBカードを申し込んでカードが届いた後、ネットから申請することでこのトッピング保険に加入できます。
というわけでまとめると
- 基本的に民間の保険には入らなくてよい
- 国の保険には入っておけ(国民年金、厚生年金をちゃんと払っておけ)
- ただし個人責任賠償保険には入った方がいい(JCBのトッピング保険の日常生活賠償プランがおすすめ)
です。